短期離職をこれ以上繰り返したくない‥
そんな悩みに答えていきます。
20代で1回や2回短期離職をしてしまうのはしょうがない
私も含めですが、したくて短期離職をしているわけじゃないんですよね。
「もう続けられない」と追い詰められた結果として、短期離職してしまう人も多いと思います。
つまり我慢の限界です。
厚生省のデータによると、100人以下の事業所の新卒3年以内退職率は40%以上です。
そして325万社はそういった小規模事業所なので、あなたが退職を繰り返すのもしょうがないと言えるでしょう。
だって中小企業だと福利厚生もしっかりしてないですし、そもそも新入社員の教育体制なんかも現場任せなところもありますからね。
日本は中小企業が多いので、必然的に教育体制が整っていない企業に就職する可能性が高まる
そして中小企業は全体の99.7%、従業員数で68.8%を占める為、必然的に就活で中小企業からキャリアを始めることが多いでしょう。
なのでもしあなたが
「短期離職を繰り返すのはすべて自分の責任だ」
「自分はダメ人間、社会不適合者だ」
なんて考えているとしたら認識を変えてみてください。
あなたが悪い部分もあるかもしれませんが、全体でみれば中小企業がしっかり社員教育をしないから社員が辞めるという構図があります。
自信が持てないから再就職先でも「辞める」を繰り返す⇒結果、短期離職の経歴でマイナス評価される
辞めることを繰り返す大きなデメリットについて解説します。
多くのは「業務内容」「人間関」のどちらかで辞めていることかと思いますが、
そこで短期離職を繰り返すことになると、自信が持てなくなるのが大きなデメリットとしてあげられるでしょう。
自分は社会でやっていける存在だ(根幹)⇒仕事の結果が出てくる⇒上司や周囲の人にも適切に評価されている⇒さらに自信につながり、ますます成果もあがる
この「根幹」が持てなくなってしまうのが問題です。
「自分は社会でやっていける人間だ」という自信を取り戻す必要がある
「自分は社会でやっていける人間だ」という自信の根幹が短期離職によってなくなってしまうと、無気力になったり、腐って本当にダメ人間になってしまったりしてしまいます。
これは当事者からすると、本当につらいことです。
私も新卒で入った企業を年内で辞めたのでわかりますが、
「自分は今後どこへ行ってもやっていけないんじゃないか」
「また些細なミスやコミュニケーション不足で怒られるんじゃないか」
などとびくびく怯える生活が続きましたし、
その後数年は、バイトをしたり派遣で働いたり腐った生活が続いてしまった。
自信を取り戻すには「休養」と「自分にもできる簡単な作業からやってみること」
「休養」は言わずもがな、回復してきたら簡単な作業から徐々に、できることを増やしていくことで
「自分は社会でやっていけるんだ」
という自信を少しずつではありますが、取り戻していくことができます。
ただ、場合によっては数年単位の作業になることも覚悟せねばなりません。それほど、自信喪失は深刻な問題です。
私は数年はバイトや派遣で簡単な作業をしつつ、そこで人間関係にも恵まれたことにより、なんとか脱出できました。
なんというか、自分の中から「どうせ自分なんて何をやってもうまくいかない」という呪縛を取り外していく作業なんですよね。
自信を取り戻すということは。
一度はどん底まで落ちたところから復活してきているので、今後はもう同じところまで落ちる心配はないと思ってます。
人間の「強さ」ってそういうこと?
こうした経験を経て、人間の強さとは「絶望から這い上がる中で培われていくんじゃないか」とも思えるようになってきました。
日々の毎日を生きたり仕事したりするって厳しいです。挫折することもあります。
でも一度の挫折で自殺までいってしまうエリートよりかは人間として「一回り、二回り成長できたかな?」と今は思えています。
人間の真価が問われるのは、絶望から這い上がるときの態度ではないでしょうか。
堂々と胸晴れるようになると、強いですよ。
「1回や2回の短期離職は気にしない」精神で生きる⇒3回や4回なら「これならできる」ことに向かうべし
冒頭の結論に戻ってきましたが、大事なことなので繰り返します。
人生山あり谷ありなので、一回や2回の失敗で「もうダメだ」「人生終わった」「社会不適合者だ」と感じでしまうのは非常にもったいない。
あなたにもできること、向いていること、適正はきっとあるはず。
昔言われてハッとしたことがあります。ヒトの遺伝子は多様性があるので、「何も才能がない」なんてひとはいないんですよ。
絶望的な何もできなくても、まだ向いていることが見つかってないだけだと言えます。
もし3回や4回短期離職を繰り返してしまうようなら、「自信喪失」の状態が続いているのかもしれません。
もう少し簡単な作業から始めてみて、ステップアップしていくことを目標にしてみてください。
向いてないことは仕事にしない⇒短期離職の経験から成功の「確度」があがる
ただ短期離職の経験を活かして、向いてないことを仕事にするのはコリゴリということもありますよね。
短期離職を2回や3回繰り返していくと、「何が向いていて、何が向いてないか」だんだんと分かってくるようになります。
要は「向いてないこと」をどんどん排除していって、残ったものや人に言われた長所などが本当に向いていることだったりするんですよね。
成功者のキャリアの80%は偶然性で培われたとも言われますし、何が向いているかどうかというのは実のところ、やってみないとわかりません。
成功者もみな、「できないこと」を排除して「向いていること」に注力してきた
それを考えると、成功者はいえ最初から栄光のロードを歩んできたわけではなくて、転職などを経て「偶然の成功」を掴んでいることがわかります。
成功者といっても偶然の要素(環境)に身をおいたり引き寄せたりする必要があるんですから、我々のような短期離職者はもっと試行錯誤しなくてはいけませんよね。
「小さな成功」を掴むためにも、せっかくの経験を活かして向いてること探しをしてみるんです。
「経験一社」より当然、我々のほうがいろいろな経験を積んできていますから、その視点を強みにすることもできるでしょう。
そう考えてみると、これまでの短期離職の経験も捨てたもんじゃないと思えてきませんか?
もちろん、辞めたときの経緯や上司に言われた辛辣な言葉など、つらい記憶もあります。
しかし、それだけを引きずってしまうと「もうダメだ」「人生終わった」のルートへ一直線なので、少し工夫をしてみてください。
「履歴書」で判断してくる企業は受けない
そもそも経歴が重要視される企業ははなから受けないことをおすすめします。
大企業や有名企業は応募数も多いので、経歴がキレイな人でないと面接を突破することはできないでしょう。
受けるだけ無駄なので、そういった企業は排除して短期離職は考えていくことが大切ですね。